今日は久しぶりに、渋谷のタワーレコードまで行ってきました。
流石に土曜日ともなると凄い人波・・・。
慣れていないとどっと疲れますね。
わざわざ渋谷のタワーレコードまで行ったのは、僕の好きなクラシック音楽の品揃えが豊富だからです。
なんといってもワンフロア全てクラシック音楽なんですから、選んでいると時間を忘れてしまいます。
僕が好きなのはクラシック音楽の中でも"古楽"と呼ばれる分野。
ルネサンス期からバロック期にかけての音楽です。
古楽にはまる切欠となったのは中学2年生のときに聴いたレコード。
クラス替えで一緒になった友人がオーディオ機器が大好きで、それに影響されて父親の古いオーディオやレコードを引っ張り出したことがありました。
とにかくでかい音で音楽が出れば満足だったので、たまたま一番上にあったレコードをプレイヤーにかけて鳴らしたのです。
それがクラシック音楽の名曲集でした。
ジャズ大好きの父親の元に、なぜこんなものがあったのか今でも不思議です。
(何か運命めいたものを感じてしまうんですよね)
最初の曲はたしかサン・サーンスの『白鳥』。
しかし、次の曲を聴いた瞬間、頭の中にものすごい衝撃が走りました。
それがJ・S・バッハ作曲の有名な『G線上のアリア』。
それまで音楽といえば映画のサントラぐらいにしか興味が無かった僕が、一瞬で心を奪われてしまいました。
「この世にこんなにも素晴らしいものがあったのか!」と。
同時に「これが音楽なんだ!」というショックがありました。
ずっと音楽というのは聞くものだと思っていたのですが、『G線上のアリア』を聴いて初めて、音楽は感じるものだということを知りました。
パッと目の前が開けたような、とても澄んだ気持ちになったのを覚えています。
(『G線上のアリア』はアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』でもBGMとして使われています)
すぐにレコードの曲をメモして、その日のうちにCDショップに直行。
即購入して、家に帰ってからずっとリピートして聴きこみました。
以後クラシック音楽をいろいろ知ろうと思って、ベートーヴェンやモーツァルトなどの古典派や、シューベルトやショパンなどのロマン派も聴いたりしました。
しかし、自分にはどうもしっくり来ない。
感性が合わなかったのです。
ところがバッハの曲はどれも僕にとってどれも魅力的でした。
そこでバッハと同じ年代の作曲者をメインに聴いていくと、やはり波長がぴったり合う。
ヘンデルやパーセル、スカルラッティ、クープラン・・・。
それからバロック音楽一辺倒となってしまいました。
バロックより少し古いところも好きで、特にダウランドのリュート曲集なんかはお気に入り。
ハインリヒ・イザークやギョーム・デュファイといったところも結構聴きます。
でもなんといっても音楽の父、バッハに尽きます。
バロック以前と後で何が違うかといったら、音楽の表情でしょうか。
僕にとっては、ベートーヴェンやモーツァルトの音楽はドラマティックすぎるんです。
メッセージ性が強すぎるといってもいいです。
例えばベートーヴェンは聴くのにグッと構えないといけない気難しさが感じられるのです。
モーツァルトの曲はきらびやか過ぎて僕には合わない。
ところがバロック以前の音楽は、どこか素朴で強調間があまりない。
すっと自然に入ってきて、すっと抜けていく。
この自然な表情が大好きなんです。
なんかまとまりがなくなってきましたが、とにかく音楽というのは素晴らしいものだということです。
そして人の感性は十人十色、その人に合う音楽は他の誰にも分からない。
僕にとってはバッハがもっとも素晴らしい作曲家ですが、別の人にとってはベートーヴェンこそが最高の作曲家というでしょう。
また別の人は「クラシックは音楽ではない!」と言うかもしれません。
もし自分の感性に合致する、本当の音楽が見つかったら、"音楽"に対する認識がガラっと変わるかも知れませんよ。
僕の音楽に対する認識を変えたオーマンディが指揮する『G線上のアリア』が収録されています。今でも僕にとって最高の演奏です
- 2007/10/13(土) 23:23:24|
- 音楽
-
| トラックバック:1
-
| コメント:0
音楽音楽(おんがく)とは、人間が楽しんだり、意味を感じたりすることのできる音のこと。また、このような特性をもつ音を様々な方法で発したり、聴いたり、想像したり、それに合わせて体を動かしたりして楽しむ行為のこと。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotati
- 2007/10/14(日) 11:02:52 |
- アジア音楽フェアー